3年前に藤井聡太八冠が叡王のタイトルに大手をかけた第3局。番組はこの対局で実際に「見届人」をつとめた女性に話を聞くことが出来た。倍率約30倍という抽選の結果、見届人の権利を手にした主婦の将棋マダムさん。藤井八冠の大ファンで各地のイベントにも足を運ぶほどの将棋好きだという。料金250万円で得られる数々のプレミアム特典とは。見届人は前日の「検分」と呼ばれる下見や当日の対局開始時と終局の様子を対局室に入り間近で見られる権利がある。また、対局中には別室にいる希望した棋士による解説や、直接指導を受けることが出来たり、昼食やおやつも対局者と同じメニューから選ぶことができる。さらに対局で使用された駒が見届人にプレゼントされる。お値段80万円ほどの駒には対局者や立会人のサインもあり、将棋ファンにはたまらないお宝。駒は勝者からの手渡しになるため、このときは憧れの藤井八冠から受け取ったそう。また対局者に対し見届人から贈り物もできるため、将棋マダムさんはネクタイを直接プレゼントしたそう。さらに見届人の特典にはなかった「就位式」への招待状が後日届き、記念すべき新叡王の誕生を会場で見届けることができたという。将棋マダムさんは「裏側をいっぱい見られたので楽しかった。充実感があったので、1週間くらいは余韻に浸っていたと思う。将棋が好きな方はもっと好きになれると思う。」などと話した。