一方、製品を出した後について。軍事転用を防ぐためにサプライチェーンの情報管理を徹底する動きを取材。アメリカ・テキサス州のITセキュリティー会社、この会社が提供するのは去年発生したある事件をきっかけに多くの顧客から注目をあつめた。レバノンのシーア派組織ヒズボラの通信用ポケットベル3千台が一斉に爆発、台湾メーカーのサプライチェーンがなにものかに乗っ取られ爆薬が仕込まれ軍事転用されたとみられていた。この会社が提供するのは外部の攻撃からサプライチェーンを守るシステムで製品の輸送から積み下ろしまでレーダーで追跡しその情報は独立したネットワークで行う。