京都市の古川町商店街にある鶏肉専門店では、精肉ではなく写真をショーケースに並べている。店主の西井さんいわく、1年半ほど前に冷蔵ケースが壊れてしまい、直すために200~300万円かかるのだという。高齢のため閉業も考えていたが、商店街の人が精肉の代わりに陳列する写真を作ってくれたという。これにより、注文を受けてから調理をすることになり、常に新鮮な状態で提供することが可能になった。精肉をショーケースに並べていると傷んでしまい廃棄しなければならないが、写真にしたことで廃棄肉が出なくなり管理もしやすく、ショーケースの電気代も節約できたという。西井さんは「困ったと思ったことが全部いい方に展開してくれて、またやる気が湧いてきました」と笑顔を見せた。