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「古渓宗陳」 のテレビ露出情報

内弟子大切な仕事に風炉の灰おさえがある。これは内弟子から内弟子へと伝えられ、この灰がおさえられれば茶の手前も一人前と言われる。山の峰をかたどった灰型、利休は自然の景色を風炉の中にまで見ようとした。この灰おさえは修行を積んだ先輩でも数時間かかる、茶人としての修練がここに凝縮され、灰型にその人の風格が表れるという。一度完成してから火箸で崩していく。崩したものかけたものに美しさを感じるのが侘茶の心。この風炉や炉に使う灰は毎年1回必ず番茶をかけて練り直す。大釜で煮詰めた番茶は灰に侘の微妙な色を与え、同時に茶が灰を引き締めるという。使った灰がほんのわずか増えていく貴重なもの。表千家の灰小屋。この灰は利休以来代々同じものを使い続けているという。ひとさじたりとも家元の外へ持ち出すのを禁じられた門外不出の灰。この灰は乳鉢で刷り上げる。白粉のようなきめ細かさ。この音が表千家の夜の音。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月5日放送 16:10 - 16:58 NHK総合
NHK特集京都・表千家 〜わび茶の世界〜
路地でも口切の茶事の準備が進められている。青竹は口切の茶事を祝うごちそうだと庭師は言う。路地の木の葉が内弟子たちによって一枚一枚清められる。茶事の舞台となる不審庵。表千家を代表するわび茶の庵。茶室特有の狭いにじり口。利休以来のもの。武士も刀掛けに刀を置いて茶室に入った。不審庵とは千利休が禅を学んだ古渓和尚の詩からとったもの。本心で交わることのできる究極の空間[…続きを読む]

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