台湾は、2011年の東京電力・福島第一原発の事故以降続けてきた日本の食品の輸入規制を解除した。これで日本のすべての食品について輸入が認められることになる。台湾では、福島第一原発の事故後、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5つの県で生産された食品の輸入規制を行っていて、おととし大幅に規制が緩和されたが、野生鳥獣肉、キノコ類、山菜のコシアブラについては禁輸が続けられていた。台湾当局は25日、これらについても規制を解除すると発表。これで日本のすべての食品が輸入できることになる。一方で、引き続きすべての食品について「産地証明書」の提出を求め、福島など5つの県については「放射性物質検査報告書」も求めるという。