東京・台場で開かれた屋外音楽フェスティバル。 人気ヒップホップユニット・Creepy Nutsのライブで客が盛り上がるなか、ある取り組みがあった。コンセプトは、”猛暑に打ち勝つエンタメ”だ。この日も33.9度を観測した都心の暑さを大量の水を客に向かって放出することで、乗り切ろうというのだ。このフェスの発祥は、東南アジアのタイだ。世界的に気温が上昇する中、ニューヨークやソウルにも展開している。S2O JAPANの木内宗和代表は、「市場の活性化も目指し、日本の音楽マーケットを伸ばしていければ」などと語った。連日、各地で猛暑日となるなか、国土交通省が打ち出したのは、”日本版ライドシェア”を活用した暑さ対策だ。斉藤国交大臣は、「35度以上の気温が予報される時間帯に使用可能な車両数を増やす」などと述べた。猛暑日に”日本版ライドシェア”を拡充するというのだ。全面解禁には至っていない今の仕組みでは、東京23区の場合、ライドシェアの稼働時間を通勤需要などで、タクシーが不足する平日午前7時から11時までに限っている。今後は、例えば2日前時点に正午から午後2時まで気温が35度以上と予報された場合、その前後1時間も含めて稼働できるようにするのだ。ある調査では、およそ15%の人が暑さなど気象を理由にタクシーを利用すると回答した。猛暑日に増えるタクシー需要をライドシェアで埋める狙いだ。まずは、東京や大阪など都市部の12地域を対象に来週から運用が始まる。また、多くの人手が見込まれる花火大会や音楽イベントなどの開催時も主催者や自治体の要望に基づいて、時間帯や台数の制限を緩和するということだ。