来年行われる台湾総統選に向けて、与党・民進党からは総統候補として頼清徳氏・副総統候補として蕭美琴氏が立候補を届け出ていて、これが初となる。最大野党の国民党と第三勢力の民衆党は一時は一本化で合意したものの、選定を巡る紛糾が発生してしまっている。民衆党の柯文哲氏は国民党・候友宣氏と協議を続けたいとしているが、無所属で立候補を目指す郭台銘氏との連携も報じられる。これを受けて複数の台湾メディアが一本化の合意は破綻した可能性があると報じている。柯氏は若者を重んじる政策を主張していることから期待する人もいるものの、この混乱に与党に票を入れるとの声も周囲では聞かれているという。立候補は金曜日に締め切られる。