鳥取県琴浦町は25戸の農家が約5.2ヘクタールの農業用ハウスで鳥取県特産の二十世紀梨を栽培しており、ハウス栽培では県内最大の産地。県内の選果場には梨農家やJAの担当者などが集まって出荷式が開かれ、トラックの運転手らに二十世紀梨が入った箱が手渡された後、京阪神の市場に向けて出発した。JA鳥取中央によると、今年は春先から気温が高く晴れた日が多かったことから、1つ1つの実が大きく例年並みの糖度に仕上がっているとのことで、去年とほぼ同じ量の170トン(1億3,600万円)の出荷を目指すという。琴浦町のハウス栽培の二十世紀梨は主に京阪神・中国・四国地方に向けて出荷される他、台湾や香港などにも輸出されるという。