能登半島地震から3カ月余りとなり、政府の地震調査委員会は昨日定例会合を開き、先月から今月にかけての地震活動の評価をまとめた。石川県能登地方では震度1以上の揺れが先月は70回とこれまでより大幅に減った。一方去年までと比較すると地震活動が活発な状態が続いているということ。2016年の熊本地震や2018年の北海道胆振東部地震では最大規模の数カ月後に大きな規模の地震が再び起きている。このため地震調査委員会は今後も強い揺れや津波を伴う地震がある可能性があるとして注意を呼び掛けている。また、3日に台湾付近で発生した地震については沖縄で津波を観測するような地震が起きる恐れは低くなっているとしている。一方で平田直委員長は地震と津波への備えを継続するよう呼び掛けた。