天草灘に面した苓北町では温暖な気候を生かして30軒の農家が「ゆめっこ」というブランド名で温州みかんを露地栽培していて、きょう出荷作業が始まった。地元のJAの選果場には7トンが運びこまれ、従業員たちが直径5〜6センチほどのみかんを手にとり、色の具合や表面に傷がないかなどを手際よく確かめていた。JAれいほくによると、今年は梅雨明けから夏場にかけて雨が少なかったことから、実は小ぶりだが心配された台風10号の影響はなく美味しいみかんに育ったという。ごくわせみかんの出荷は今月下旬にかけて続き、合わせておよそ80トンを主に関東地方に向けて発送するという。