今月に入って4つの台風が立て続けに起こっているが、その要因がこのモンスーンジャイアと呼ばれている。このモンスーンジャイアというのは季節風の渦という意味で、大きな渦の循環。南西からの季節風、太平洋高気圧を回る風が反時計回りの巨大な大気の渦を生み出している。ここでは台風の卵である熱帯低気圧が発生しやすい状況で次々と台風が発生したとみられている。気候変動に詳しい東京大学未来ビジョン研究センター・江守正多教授によると日本の南海上の海水温が非常に高い状態が続いていて、勢力の強い台風が東北、北海道などより高い緯度にも上陸する可能性がある」と分析する。