- 出演者
- 小林千恵
オープニング映像。
放送法改正に伴うNHKの経営計画修正案について伝える。来年10月1日から放送に加えネットを通じた番食い配信などが必須業務となっておりNHKではネット上でも安全安心を支えあまねく伝える事で健全な民主主義の発達に資する公共的役割を果たすとし番組の同時配信などを行う予定。また受信料についてネット配信のみを利用する場合は月額1100円、すでに地上契約などで支払っている人は追加の負担なくサービスを利用できるとしている。ラジオについては2026年3月末には現在の放送局から「新NHK AM」と「新NHK FM」の2つにしてラジオ第2の教育番組は原則FMで放送する予定。またラジオ国際放送などの中国ニュースではリスク管理の向上を図りガバナンスを強化する予定。修正案に対する意見を来月7日まで募集し来年1月までに修正する方針。
南海トラフ巨大地震の規模は最大M9クラスであり超広域に被災するなどと伝えた。福和は関東大震災は火災、阪神・淡路大震災は強い揺れ、東日本大震災は津波による被害が主であり、南海トラフ巨大地震ではこの3つが同時に襲ってくるなどと解説した。
NHKでは先月18日に南海トラフ巨大地震を想定した災害対策訓練を実施。平日の日中に地震が発生し震源は遠州灘。マグニチュード9クラスが発生したと想定。地震発生直後の対応訓練や東海地域での訓練などが行われた。NHK津放送局は南海トラフ地震で最大1mの浸水するおそれがある。大津波警報が発表された場合、職員らは浸水のおそれがない市の施設に移動し取材・放送を続ける。また名古屋放送局では毎週習熟のための衛星通信サービスの接続訓練を実施している。
NHKが大切にすべきポイントについて福和氏は、スピードと冷静さ・広範囲に細やかな情報を届ける・行動変容につなげる。の3点を挙げた。NHKでは民放4局でヘリの取材協力を開始。今後は九州・四国エリアで連携がスムーズに行えるよう訓練を重ね、全国の他の地域での連携も進めていく方針。福和氏は「こういった試みが全国に広がることを願っている」とコメントした。
NHKでは視聴者へ情報が伝わりやすくなるように画面の表示の仕方や、情報提供の仕方に工夫を加えている。イラストを多用し視覚的に取るべき行動を促しているのもマルチ画面の特徴。災害情報マップに掲載するのはNHK職員が確認した正確な情報や映像。南海トラフ巨大地震の発生時にはNHKの各局が取材した膨大な情報を掲載する必要があると考えている。
津波マルチ画面の試みについて福和氏は「人によって必要な情報が違うので区分けしてわかりやすく伝えることが重要」と評価。災害情報マップについては「自分の命を守るために必要な情報を多面的に提供してもらうことは極めて大事だと思う」と評価した。地震の備えとして耐震化・家具の固定・備蓄・ハザードマップの確認。の4点を挙げた。/南海トラフ巨大地震の対策については「災害列島 命を守る情報サイト」にくわしくまとめている。NHKに期待する役割は「なんとしても放送を出し続けていただくこと。人の命を守るには情報は極めて重要」などとコメントした。
「どーも、NHK」の次回予告。