日本維新の会漆間譲司の質問。3年前の11月1日に大阪都構想の住民投票が行われたが、大阪都構想の目的のひとつは大きすぎる大阪市のさまざまな非効率や弊害をなくすことだった。また1人の市長には仕事が多すぎ、役所の利権が増え役人天国のような状態も起きており、こういったことを解決するため大阪市を特別区に分割する改革をしようとしていた。ひるがえって国も同じ状態になっているのでは?統治機構改革が必要だと思うかどうかと質問。岸田は、地方から成長を目指すデジタル田園都市国家構想、デジタル基盤の統一化・共通化を進めながら現場の負担軽減の取り組みを進めてきた、国としてどういった役割を果たすのか、一方で魅力ある地方作りに創意工夫できるためにどうあるべきなのか、その役割分担をデジタル行財政改革を進めていきたいと考えていると返答。漆間は、地方分権については理解したが、統治機構を変えていくこと、また役人天国になっていないかということについてはどう考えているのかと再度質問。岸田は、国としての構造・役割分担を目指しながらも、機構としては効率化や不採算性についての指摘については注意を払いながら絶えず検討を続けなければならない、役人天国と揶揄されることがあってはならず、自らのありようを透明感を持って示し国民の厳しい目に耐えながら考えていく姿勢が大事だと考えていると返答。漆間は、総理がそうして頑張るのは必要だが、そもそも役所の仕組みを変えれば頑張らなくとも地方分権は進んでいくのではと思い統治機構が必要だと掲げている、統治機構改革においてひとつ倒せば全てが実現するような「センターピン」の改革として我々は副首都法案を提案したが、これについてどう思うかと質問。岸田は国会で議論するものなので今の時点で私から申し上げるのはひかえるが、具体的に改革を進める手がかりの発想として大切だと思うと返答。