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「吉永仁蔵」 のテレビ露出情報

住友大阪セメントの鉱山から工場までは3.2km。石灰石を工場まで空気で圧送するカプセルライナーは時速30kmで1時間に約300tを輸送する。かつてはディーゼル機関車が牽引する貨車で運んでいたが、周辺の住宅への振動や騒音対策のため置き換えたという。石灰石は掘る場所によって成分に差があるので、住友大阪セメントでは採掘現場ごとに毎日成分を分析している。そのため、石灰石を積む時には集積した山のどこを取っても品質が変わらないようにゆっくりと満遍なく積んでいる。セメントの製造工程で最も注意が必要なのは燃焼温度を保つこと。原料だけでなく熱エネルギー源にも廃棄物を利用している。年間2500万t程度の廃棄物を処理していて、最終処分場の受け入れ期間を約13.5年延ばせるという。また、大規模災害の後大量に発生する災害廃棄物も積極的に受け入れているという。
住友大阪セメントの設立は1907年。前進である磐城セメントを設立、セメント製造事業をスタートさせた。1963年には住友セメントに社名変更。バブル崩壊が始まった1990年度をピークにセメント需要は低迷した。1994年、大阪セメントとの合併により住友大阪セメントが誕生。3工場を閉鎖し、高機能品事業を立ち上げた。セメント事業で培った独自のナノ技術をもとに半導体製造装置や化粧品材料分野、光電子分野で事業を展開している。近年、住友大阪セメントが力を入れているのがコンクリート構造物の補修事業。

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