今週土曜日に告示される立憲民主党の代表選挙。所属議員は自民党の3分の1程度と少なく、20人の推薦人を確保するハードルは高くなっている。推薦人の確保に向けて働きかけを続けている立憲民主党・泉代表は、議員会館の事務所でみずからに近い議員と意見を交わし、党内の情勢を分析したものと見られる。立候補に意欲を示す立憲民主党・吉田晴美衆院議員は「あと1歩のところまで来ている」と述べた。党内の有志の議員らが、推薦人の要件の緩和を求める提言を発表。立憲民主党・中谷一馬衆院議員は「高すぎるハードル」と語った。提言では必要な推薦人の数について、党所属国会議員の10%か現在の20人のいずれか少ないほうとすることなどを求めている。すでに立候補を表明している立憲民主党・枝野前代表は「代表に当選したら、そういう方向で議論を進めたい」、野田元総理大臣は「平時にルールを考えた方がいい」と述べた。党内からは「泉代表らは推薦人確保にメドが立っていないのではないか」という見方も出ている。自民党と同じく現職の党首が立候補しない形になるのか、推薦人を確保して立候補するのか、今週大きなヤマ場を迎える。