大手牛丼チェーン「吉野家」は4月10日午後2時から牛丼大盛りなどを10~70円値上げすると発表した。牛丼・大盛りは696円から740円に、牛丼・特盛は872円から938円と1000円の大台が見えるところまで引き上げられる。値上げの理由は、コメや原材料の高騰、物流費や人件費の上昇が長期化していることなどが影響しているという。農水省によると、スーパーのコメの平均価格は先月24日~30日の週では4206円となり、13週連続で過去最高値を更新している。吉野家の牛丼・並盛は2013年には280円だったが徐々に値上げし4年前に400円を突破した。そして去年500円目前の498円に。過去13年間で200円以上アップしたことになる。今回の値上げでは並盛と小盛は価格を据え置く方針で、吉野家は多くのお客様から注文頂いている牛丼・豚丼の並盛・小盛はこれまでの価格で商品を提供できるよう務めましたと発表している。第一生命経済研究所の永濱利廣は、消費者心理としてワンコインで食べられるかそうでなかいかでかなり変わる、出来るだけワンコインで食べられるメニューは値上げしない形だと解説した。