ひきわり納豆がひき割られているのは東北地方の人 たちが年末年始に納豆を食べたかったから。国内外の発酵食文化について研究している名古屋大学の横山教授が解説。ひきわり納豆の起源は秋田県など東北地方とされている。東北地方では納豆を作って年末年始に食べる習慣があった。それは納豆を作る稲わらに神様が宿ると考えられていたから。しかし、当時の東北地方の人たちは東北で納豆作りをする上で大豆が大きいという悩みを抱えていた。大豆が大きいと煮る時間が長くなり長時間火加減を保たなくてはならないなど不便さが生じていた。そこで誕生したのがひきわり納豆。ひきわり納豆になったことで失敗が減り効率よく納豆が作れるようになったという。