長嶋一茂は9か月間股関節の痛みと闘っていた。痛みのある右足股関節のレントゲン写真には軟骨がほとんどない。医師の診断によると寛骨臼形成不全で、大腿骨を支えるくぼみが小さいため狭い面積で体を支えないといけない。長嶋一茂の骨盤はくぼみが小さく狭い範囲に負担がかかり急激に軟骨がすり減った。長嶋一茂が受ける手術は人工関節置換術で、軟骨がすり減った股関節を人工関節と置き換える。執刀する医師は日本が誇る天才名医で年間約250件の人工関節置換術を施している。こだわるのは患者の負担が少ない術式。方法は骨頭を切除し骨盤のくぼみを広げ骨盤にカップをはめ込み人工関節と置き換える。手術開始から1時間6分で終了し成功した。