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「名張毒ぶどう酒事件」 のテレビ露出情報

最高裁判所の判決や決定の中で独自の意見を出し続けた異色の判事がいた。ことし7月に退官した宇賀克也元最高裁判事が退官後初めてテレビのインタビューに応じ、厚いベールに包まれた最高裁の責務について語ってくれた。判事時代は直接考えを聞くことができなかった宇賀さん。今回、インタビューに応じた理由を「積極的に説明していくことが今後必要じゃないかと思った」と答えた。行政法の研究者だった宇賀さんは2019年、東京大学大学院の教授を辞して最高裁判事に就任した。6年余りの間に審理に関わった判決や決定は114件に上る。その1つが袴田巌さんが40年余りにわたって再審を求めた事件だ。おととし再審が認められ去年10月、無罪が確定した。再審が認められる3年前、最高裁は再審をその場では認めず審理が尽くされていないと判断し高裁に差し戻していた。その際、宇賀さんはすぐに再審を開始すべきだと反対意見を書いた。
通常、5人の判事で合議し多数決で判断が決まる最高裁判所の審理。その際に多数意見とは異なる自身の考えを示すのが反対意見だ。任期中、ほとんど反対意見を書くことがない判事もいる中、宇賀さんは任期中に20件提出と突出している。いわゆる1票の格差訴訟や契約社員に退職金を支払うべきかが争われた裁判など多岐にわたる。その1つ夫婦別姓を認めない民法の規定について憲法に違反するかどうかが争われた2021年のケースで最高裁は、大法廷での審理の結果社会の変化や国民の意識の変化といった事情を踏まえても憲法違反とは言えないと判断した。判事15人中11人の多数意見だった。しかし、宇賀さんはほかの判事と連名で憲法違反だとする反対意見を書いた。宇賀さんが心を砕いてきたのが無実を訴える人たちの再審請求の事件。46年前の殺人事件で服役した98歳の女性が再審を求めている大崎事件。病死した元死刑囚の妹が再審を求めている64年前の名張毒ぶどう酒事件。これらの事件では5人の判事のうちただ1人、再審を開始すべきだと反対意見を述べた。夏休みなどを費やして膨大な事件の記録のすべてに目を通す宇賀さん。袴田さんの事件では科学的な争点について知識を得るため何冊もの専門書を読み納得できるまで考え抜いた。こうした中で出す反対意見。宇賀さんの判事としての姿勢について袴田さんの弁護士は。直ちに再審開始決定をすべきだと意見を書いた。宇賀さんは現在自身の意見に込めた思いなどを講演の場で語り始めている。根底にあるのは判事としての説明責任を果たすという考え。6年間、不屈の姿勢を貫いた宇賀さんが考える最高裁判事の役割は「最後の頼みの綱は司法・1件1件について真摯に審査することが重要」と述べた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年12月4日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
再審=裁判のやり直しの制度の見直しを検討している法制審議会で、証拠開示の範囲を限定しようとする議論の流れに反対する意見の表明が続いている。3日は63人の元裁判官が「改悪以外の何ものでもない」とする共同声明を発表した。

2025年12月3日放送 23:40 - 23:45 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース・気象情報)
再審請求の審理を担当した経験がある元裁判官などのグループは計63人の元裁判官による共同声明を発表した。声明では法制審議会での証拠開示の議論について、多くの委員は証拠を開示されやすくなる法規制に反対していると指摘している。その上で明らかに開示範囲を狭める結果をもたらすもので改悪以外の何ものでもないとしてえん罪救済のため実効性のある制度を求めている。

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