脳卒中の体験者によると、目や感覚などに異常が出ることもあるという。医師の平野は、脳卒中の症状について、症状は様々で、脳卒中を特定する症状はなく、脳卒中が起きた場所や状況によって、出てくる症状は違うなどと話した。脳卒中は、日本人の死因の4番目だが、後遺症を抱える脳卒中サバイバーも含めると患者は多いという。平野は、頻度の高い症状として3つの症状を挙げ、ひとつめは顔の麻痺、口を「いー」を横に広げて、口の両側が動くかチェックできる、ふたつめは腕の麻痺、両手を前に出し、手のひらを上に向け、目を閉じて10秒数えて、両腕を保っていられるかチェックできる、3つ目は言葉の異変、「いきじびき」を繰り返し言うことで、ろれつが回っているかチェックできるなどと紹介した。平野は、くも膜下出血では、激しい頭痛が起こるが、脳梗塞では、痛みのないことが多く、脳卒中の7割ほどは脳梗塞のため、痛みがないことが多い、痛みがないからといって安心してはいけないなどと話した。突然頭痛が起こり、痛みが何回か繰り返すうち、どんどん強くなる場合には、脳卒中だと考えたほうがいいという。