関西大学・電気電子情報工学科・田實佳郎教授が開発した「圧電組ひも」センサーの紹介。このセンサーは、2015年にも当番組で紹介され、トレたま年間優秀賞を受賞している。2015年当時は生地だったが、そこから組ひもに変わった。生地は触っただけで反応してしまうなど、余計な信号を拾ってしまうため、実用化には不向きだったため。組ひものアイデアは映画「君の名は。」を見て思いついた。先月発表された西川の新商品「エアーコネクテッドSXマットレス」は睡眠の状態を測れるというマットレス。測定器などをつけることなく、非接触で心拍・呼吸・体動を測ることができる。中には組ひもが刺しゅうされていて心拍などの電気信号を無線で飛ばしてスマホに送る仕組み。設定はスマホに専用のアプリをダウンロードするだけ。睡眠中の心拍、呼吸、体動などを測り無呼吸リスクの測定や自律神経のバランスまで可視化する。心拍や呼吸など、それぞれ違うものを測れるようになったのも、組ひものおかげ。組ひもでいろいろな結びを作ることでそれを実現している。