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東京は赤坂、ANAインターコンチネンタルホテル東京に集ったのは松村北斗、映画監督の奥山由之、アニメーション監督の新海誠。新海さんの作品「すずめの戸締まり」で初めて声優を演じた松村さんは、現在公開中の「秒速5センチメートル」に出演。原作が新海さん、監督が奥山さんという関係性だ。奥山さんは松村さんの魅力について「作品世界に溶け込むが、惹き込まれるものを持っている」と話す。
オープニング映像。
松村北斗は当時「クロサギ」を演じていた山下智久さんに憧れ、ネットで調べた書き方で履歴書を仕上げて複数回送ったという。中学1年生まで、と決めていた中でオーディションに呼ばれた。他人に興味がなく、虫と星を眺めていたという新海誠は「はっきり自分自身で掴み取ったんですね」、サッカー選手になりたかったという奥山由之は「こうなりたいというのを年表的に考える若者だった」と話した。
新海誠は「ほしのこえ」を監督から脚本、作画や美術に至るまで、ほぼ1人で手掛けている。若くて自分自身に興味があったが故に楽しかったが、20年以上やっていると周囲の人達や観客の事を知りたくなっていると明かす。松村北斗は「こんぐらいしかできないのか」と思うことばかりで、新しく学ばなければという気持ちから不安や苦しみに包まれているという。新海さんは「すずめの戸締まり」を制作している時に保護猫を飼い始めた、と日常生活について触れた。奥山由之はポップコーンを作るのにハマっているという。
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「秒速5センチメートル」にプラネタリウムのシーンがあるとの事で、解説している人について足を運んだという松村北斗。芝居を学んでいないのに、こんな凄い人たちのものに出ていることが弱点だと話す松村さんに対し、新海誠は「偉いね、もうちょっと楽にやっていい。北斗くんにしかないものがある」、奥山由之は「独学で活動してきたので、今でも知らないことの不安がある」と話した。
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