少人数低予算で開発するインディーゲームは世界で広がっていて5年後の市場規模は現在の2倍に拡大するとの予測もされているそのインディーゲームの一つ、日本の「8番出口」が先月、映画化された。「8番出口」は二宮和也さん演じる迷う男が、無限にループする地下通路に閉じ込められ、そこからの脱出を目指すストーリー。シンプルな物語ながら公開11日間で観客動員数は155万人を超えている。脚本は監督の川村元気さんと主演の二宮和也さんらが協力して作った。川村さんは「君の名は。」や「告白」などの映画をプロデュースしたヒットメーカーで、今回は自らが監督となり、主演に二宮さんを指名した。内容がない原作のゲーム「8番出口」はすれ違う人が1人いる地下通路を歩くそれだけのゲーム。通路に異変がなければそのまま進み、異変が起きたら引き返す。異変には看板の表示が変わるなど目を凝らさないとわからないものや明らかな怪奇現象など、プレイヤーを驚かせるものもある。8連続で正しく繰り返せば、クリアとなる。失敗したらゼロからやり直しです原作者のコタケクリエイトさんが1人で作ったいわゆるインディーゲームだが、このシンプルな作りが海外でも人気となり、販売本数は200万本を超えた。原作を忠実に再現したことで、ゲームのファンを映画館に呼び込む結果になった。
