山口・周南市や下松市の公民館では、年に10回ほど壊れたおもちゃを無料で修理する「おもちゃ病院」が開かれている。ドクターは63歳から85歳までの8人。土木、建築、電気、教師など経歴はさまざまで、これまで培ってきた技術を生かして治療にあたる。4人の子どもがいる一家は、これまで10個ほどおもちゃを修理してもらっていて、おもちゃが壊れるといつもみんなで一緒におもちゃ病院へ向かう。この病院で大事にしているのはおもちゃを子どもの目の前で分解し修理すること。直接見せることで子どもたちに興味を持ってもらい、おもちゃへの愛着を深めてもらうことがねらい。