日本人が罹患するがんで最も多い大腸がん。若い世代でも増加傾向にあることがわかっている。著名人では、阪神タイガースの原口文仁選手、和楽器バンドの山葵さん、タレントの向井亜紀さん、いずれも20代~40代のころに大腸がんと診断され手術を受けている。国立がん研究センター・柴田龍弘分野長は、「菌が作り出す毒素が細胞に入ると、DNAに変異を起こす、この変異ががんの原因となることがわかりました」などとコメントした。若い日本人が毒素の影響を受けやすいことがわかった。欧米型への食生活の変化が原因のひとつ。今後、予防薬や治療薬の開発をしていきたいと話している。がんの早期発見、予防にもつながる内視鏡検査、40歳以上の人は定期的検査を。