益田市にある映画館を始めたのは和田さん夫婦。映画館は2008年に閉館したが4年前映画館を訪れスピーカーなどが残っていた。夫は以前田端でミニシアターの支配人をしていた。妻は東京で働いていて映画のイベントで夫と知り合い結婚。2人は妻の故郷である益田市に移住し映画館復活プロジェクトを立ち上げ開業資金2000万円を集め益田市に映画館が復活した。10万人で1つの映画館が成り立つと言われているが益田市の人口は4万4千人。売り上げは映画館の運営費や銀行融資の返済にあてている。夫が映画にこだわるのは映画に救われ生きてきたから。夫婦が待ち続けているお客さんは思春期の若者で、中高生のほとんどが映画を知らずに育った。映画館が復活しても月10人程度しか来ない。