アトピー性皮膚炎などの治療に処方される保湿用塗り薬「ヒルドイド」。SNSなどで美肌になれると紹介され、公的医療保険を適用すれば安く入手できることから、化粧品代わりに使う人らが増加し、近年問題となっていた。厚労省は価格の安いジェネリック医薬品の利用を促すため、今年10月から特許が切れた先発医薬品のうち置き換えが進んでいるものなどの自己負担額を引き上げる。その1095品目の対象の中に「ヒルドイド」が含まれている。クリームタイプのヒルドイドは555円から813円になる。一方で、ヒルドイドを含む対象の医薬品について医師が医療上必要があると判断した場合には引き上げの対象外になるという。