去年9月、近隣で発生した火事に巻き込まれ店は焼失。老朽化した店の改修工事中だったこともあり、幸いけが人が出ることはなかった。この火事で店は焼け落ち、再建には多額の費用がかかることになった。さらに、約2年前から謙さんは持病の糖尿病が悪化。夫婦は崖っぷちの状況になった。支えとなったのはお客さんの声だった。この日、店の前には30年以上通ったというお客さんが。「再開してほしい。みんな、そう思っていると思う」と話した。SNSにも再開を望むエールが寄せられた。智子さんは声援に押され、再開に向けて動き出した。