寝ている子供に寄り添う母親を描いた浮世絵「化物の夢」。子供は妖怪の夢を見て大泣き。江戸中期以降、妖怪は芝居や画集で大ブームになっていた。子供の髪型は前髪だけ伸ばした独特なもの。川や囲炉裏などに落ちそうになった時、神様がこの毛をつかんで助けてくれると信じられていた。そばには針と糸が置かれている。当時、町人の女性たちは日中に針仕事をしていた。子供が寝ている「幌蚊帳」は竹の骨組みで蛇腹状に折り畳めるもの。軽くて移動ができ、どこでも使える。
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