- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ 鈴木砂羽 渡部豪太
オープニング映像が流れた。
世界初の鉄道がイギリスで開業したのが1825年。今年は鉄道開通200周年のメモリアルイヤー。10月ま1か月まるごと鉄道シリーズ。よみうりランドや多摩動物公園、高尾山など沿線には秋の行楽スポットいっぱいの京王電鉄。京王線と井の頭線の街に出没。第1弾は、日本で始めてスタンプカードを導入し全国にその名を轟かせた千歳烏山。さらに、アド街30年分のアーカイブから秘蔵映像を発掘。
1日に325万人以上が利用する京王電鉄。新宿や渋谷というビッグターミナルから東京のウエストサイドに伸びる首都圏の大動脈。新宿西口地下にある京王線の新宿駅。千歳烏山駅に向け出発。新宿駅を出ると約3kmにわたり地下を走行。旧初台駅のホームがあり、京王新線ができるまで使われていた幻の駅。笹塚駅の手前で地上に出る。工事中の高架橋があり、現在京王線は高架化工事の真っ最中。千歳烏山駅は新宿駅から最短11分で到着。千歳烏山駅が開業したのは大正2年。京王線は、まず笹塚~調布間で開通。その時できた最も古い駅の1つ。京王線の成り立ちは、甲州街道の街道沿いの宿場町が発達してたが、中央本線ができてしまい交通の要所が中央線沿いの街に移ったため、甲州街道の宿場町が「鉄道を造ってくれ」ということで生まれたという。そして旧東京市(新宿)と八王子を結ぶため「京王」と名付けられた。かつて田園地帯だった烏山は、商店街と住宅街の人気タウンに成長。駅ができて110年以上経ったが、最近のトピックは特急が止まるようになったこと。居酒屋の店主に伺うと、呑みに来るお客さんの量が全然違うという。
千歳烏山駅の南に伸びるはっけん通りは、烏山のグルメストリート。中華のカリスマシェフを生んだ人気店や、パリにルーツを持つパティスリーなど様々な名店が点在。2019年に実力派のそば処がオープンし話題。店主は千葉・柏の名店「竹やぶ」で修行。長野県黒姫産の玄そばを石臼で自家製製粉し十割蕎麦に仕立てる。この日の天ぷらは蕎麦と同じ黒姫産の旬のもの。天せいろを注文すると、天ぷらがつゆに浸かって出てきた。昔は天せいろはつゆに浸った状態が主流だったが、どんどん進化し別になっていったという。天ぷらがそばつゆによく馴染むようやや厚めの衣で揚げ、揚げたてを熱々のつゆへ。色々試して結局これが一番美味しかったというスタイル。
千歳烏山駅の北口を出て徒歩1分で到着する烏山区民センター前広場。ここで年2回行われるハンドメイドの祭典「カラスヤマ手作り市」。甲州街道沿いに2017年にオープンしたカフェローファーは、店内でハンドメイド作品も販売。その殆どが地元の主婦のみなさんが作ったもの。店主はカラスヤマ手作り市を立ち上げた1人。千歳烏山在住の主婦・ゆみこさんはハンドメイド歴20年。この日は手作り市に向け仲間と一緒に作品制作に勤しんでいた。ハンドメイド仲間のつながりは、今や千歳烏山の一大コミュニティ。次回は11月23・24日開催予定。
17位は千歳烏山駅の北側の飲食街「めぇ~る街」に位置する「AKASABI Hotel」。雑居ビルの階段を上がり扉を開けるとカウンターメインの飲食店で、この地域が昔の宿場町だったことから店名にホテルと付けたとのこと。厳選した日本酒と滋味深い和食が楽しめるお店。壁には千歳烏山のスタジオに通うミュージシャンたちのサインがたくさん書かれていた。お店の命は山形産の鳥海山の伏流水。この水で取られた出汁や炊かれたご飯は絶品。
千歳烏山は世田谷区の駅別の自転車乗り入れ台数ダントツの1位。かつては世田谷の北京の異名もあったとか。というわけで16位は自転車がいっぱい。大正5年創業の老舗「杉田サイクル」の店主に話を聞くと、バスのロータリーが駅前にないので千歳烏山駅を利用する際はどうしても自転車になるからだと話した。駅周辺には駐輪場が多数あり、合計6000台以上も駐輪可能とのこと。
千歳烏山についてスタジオトーク。鈴木砂羽さんは京王線について「特急とかすごく列車の種類が多くて乗るべき列車をだいたい間違える」などと話した。渡部豪太さんは「上京してはじめて住んだのは池ノ上駅。千歳烏山の祖師谷公園にスケボーをしに行ったりしていた。」などと語った。
15位は昭和39年創業のパン屋「木村屋」。映画「花束みたいな恋をした」のロケ地としても知られている。名物はパンに生クリーム、プリンと投入したプリンパン。夏に冷やして美味しく食べれるパンとして誕生した。
京王線の千歳烏山駅は小田急線の千歳船橋駅と間違われることが多いという。千歳船橋駅からは千歳烏山駅行きの京王バスが出ており、約15分で到着するとのこと。
「名倉ジャズダンススタジオ」は千歳烏山で50年以上の歴史を持つジャズダンスのスタジオ。スタジオを主宰する名倉加代子さんは宝塚など数々の作品で振り付けを担当したレジェンド。84歳となった今でも自ら踊って指導している。名倉さんは「ここまで踊ってるとは想像してなかった。踊りを続けているうちは踊りの階段は必ず上りたい。挑戦することがたくさんあるのは幸せなこと」などと話した。
第12位は「えるもーる烏山」で昭和41年から続く「堀田牛肉店」。ショーケースには常時10種類以上の揚げ物が並び、名物は1日に400個揚げる「自家製コロッケ」。ふかしたジャガイモを肉用ミンチ機で潰した後、味付けした合い挽き肉と合わせて撹拌機で滑らかな食感にしていく。油をブレンドする比率は季節によって変えており、食べやすくしているという。
27年前に放送されたアド街の千歳烏山回では当時この街に住んでいた若手芸人たち。ブレイク前のコンビの片方が千歳烏山に住み、「烏山会」と名乗っていた。烏山会のメンバーが当時通っていた「千歳烏山 長寿庵」は今も同じ場所で営業している。芸人さんたちのサインも飾られていたが、今は片付けられているとのこと。
千歳烏山のはっけん通りにある「ラ・ヴィエイユ・フランス」はスイーツの人気店。オーナーの木村成克シェフはパリの老舗で日本人初のシェフパティシエを務め、日本で名門の名を名乗ることを認められたという。
千歳烏山のめぇ~る街にある「パティスリー ユウササゲ」は五感を刺激するフランス菓子を掲げている。スペシャリテの1つがフランス語で「香水」を意味する「パルファン」。バラとフランボワーズの香りを効かせたメレンゲをタルト生地の上にバラの花びらのように絞っている。
アド街百景 ~30周年メモリアルブック~の告知。
9位「農産物直売所」。千歳烏山周辺は世田谷区でも屈指の農業エリア。住民は推し農家がいるそう。約6000坪の敷地を持つ農家もある。300年続く「吉実園」にはBOX型の直売所がある。十三代目の吉岡さんのこだわりは肥やしを全部自分で作ること。ホップは天ぷらにすると美味しいとのこと。野菜と並んで人気なのが生卵。広い敷地内でアローカナを放し飼いにしている。
8位「中華料理 激戦区」。名店「広味坊」は創作中華の達人、五十嵐美幸さんの実家。現在は妹が店を継いでいる。名物の酢豚は季節のフルーツに豚肉を巻いて作るオリジナル料理。2年前オープンした注目の新店「nope」のオーナーはフォーブス誌による「世界を変える30歳未満の30人」に選ばれた高木祐輔シェフ。食材とスパイスの相性を探求したオリジナルの創作中華で、春巻きは太刀魚と九条ネギにグァテマラのブラックペッパーを効かせた一品。スペシャリテはスパイスを使った豚の角煮。
7位「栄寿し 総本店」。看板メニューが極上の寝た10貫の「特別寿し」2860円。地元民のおすすめは「赤身」だという。ご主人自らが目利きした生の本まぐろを1本買いしているということ。