米国商務省が25日発表した4月から6月までのGDP速報値は、前の3か月と比べて年率換算で2.8%のプラス成長で、市場が予想していた2.0%程度の伸びを上回った。8期連続のプラス成長で1月から3月期のプラス1.4%と比べて伸びが加速している。米国のGDPの7割を占める個人消費は2.3%のプラスと堅調さを保ち、米国経済が高い金利の中でも強さを保っていることが示された。市場では米国の中央銀行に当たるFRBが9月にも利下げを開始するという見方が広がっていて、FRBは景気とインフレの先行きを慎重に見極めながら判断する方針。