吉川さんは「アメリカの7月分の小売売上に注目したい。アメリカの景気を考えるときには雇用所得消費のサイクルがポイントになる。その意味では今回出てくる小売売上は物の消費を考えるうえでの参考になる。」、山本さんは「通常はCPIが発表される週はCPIが最大の週の争点になるが、足元の状況だとアメリカの景気後退があるのかを見るうえで雇用のほうが重要になる。一方で市場予想を上回る状態になると政策による対応が難しくなるので、ドル安圧力になる可能性がある。弱い結果になれば大幅利下げ期待を追認するようなかたちになり、金利低下ともにドル下押しでいずれの結果でもドル安になる可能性があると思っている。」などと述べた。