イギリスのスターマー首相が中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。イギリスでは中国大使館をロンドンの金融街に近い区画へ移転する予定だが、機密性の高い情報をやりとりする通信ケーブルがあり中国に傍受される懸念が指摘されていた。スターマー政権は先週計画を承認し、中国との関係強化に舵を切った。その背景にあるのは伸び悩む国内経済。スターマー首相はおととし生活水準の向上を訴え政権交代を実現したが、3か月ごとのGDPの伸び率はいずれも0%台だった。もう一つ背景にあるのがアメリカのトランプ政権で、専門家はイギリスが対応に苦慮していると指摘している。中国側もヨーロッパ各国との関係を深めており、先月はフランスのマクロン大統領が訪中し、来月にはドイツのメルツ首相も訪中の見通しとなっている。
