物流の効率化に向けて、パレットと呼ばれる荷物を載せる台の大きさに統一の規格が設けられることになった。パレットは物流業界で普及している荷物を載せるための台で、フォークリフトを使って積み降ろしをすることができる。しかし、商品や会社によって、さまざまなサイズのパレットが使われているため、物流業者は届け先で荷物を積み替える手間がかかっていた。国土交通省などの有識者会議が設けたパレットの統一規格は、1.1メートル四方、高さを14.4センチ〜15センチなどとしている。どの現場でも同じ規格のパレットが使われるようになれば、荷物の積み替えの手間が省けるほか、現場で使い回す機会が増えてコストの削減にもつながることが期待されている。