環境省がきょう発表したPFASの調査結果。病院や社宅など特定の施設で使われる専用水道について、回答を得た1931件のうち、11都府県、44件で国の暫定目標値を超える数値を検出。なかでも福岡県にある航空自衛隊芦屋基地では、国の目標値の30倍に相当する数値となった。専門家会議ではPFASのうち、「PFOS」と「PFOA」という物質について、水道法上の水質基準に引き上げる方針で大筋合意。水質基準となると、自治体や水道事業者は水質検査の実施や濃度が基準値を超えた場合に、改善を求められることになる。基準値は1リットルあたり50ナノグラムで、2026年4月に施行される。