路線バスは通勤・通学・通院・買い物など地域生活を支えるも深刻な運転手不足で廃止・減便が相次ぎ、運転手のなり手確保が大きな課題となっている。札幌市は今年度から海外で人材を募集し、路線バス運転手を育成する事業に乗り出すことがNHKの取材で分かった。この事業では、札幌市から委託を受けた事業者がベトナムで人材を募集し、現地で約1年かけて大型2種免許取得に向けた対策・日本語習得に取り組む。札幌市を走る3つのバス会社が10人程度を正社員として採用し、国内で必要な免許や資格を取得して、独り立ちするまで支援する。育成費用は札幌市とバス会社が全額負担し、日本の文化・マナーを身につけるカリキュラムなども用意するということで、実践的な運転手の確保を目指す考え。国土交通省によると、自治体によるこうした事業は全国でも聞いたことがなく、異例の取り組みだとしている。
