大規模商業施設で、トイレを利用するため行列に並ばなければならないと不満を回答した人は、女性47.4%、男性17.7%となった。こうした状況を改善しようと国が初めてガイドラインをまとめた。国土交通省がまとめたトイレに関する初のガイドラインでは、男女問わず快適にトイレ利用できるようにし、待ち時間も平等になることが重要だとしている。そのうえでトイレの利用者数が男女でほぼ同じ施設では、原則として女性用便器の数は男性用の大小便器の合計以上にするとしている。国土交通省がトイレの設置数について、去年業界団体などを通じて調査した所、小便器を含む男性用便器の数を1としたときの女性用の便器の数は、鉄道駅は0.63、空港は0.66、バスターミナルは0.71、映画館は0.89と、特に鉄道駅と空港で女性用の数が少なかった。一方で、商業施設や劇場、ホールなどでは女性用が上回った。また去年インターネットを通じて行った調査では、トイレに対する不満について、利用するために行列に並ばなければならないと回答した人の割合は、駅では女性が55.2%、男性が35.3%だった。大規模商業施設では女性が47.4%、男性が17.7%、駅以外の交通施設では女性が47.2%、男性が23.5%だった。行列の改善に向けては、便器の増設が最も効果的だとしているが、スペースや予算の制約などで増設が難しい場合、混雑の状況をリアルタイムで知らせて誘導することなども有効としている。国土交通省は、順次ガイドラインを事業者や自治体などに周知することにしている。
