今や、その動きが永田町の大勢を左右しつつある、国民民主党。「うらやましい」と語るのは同じく小さな野党ながらかつて存在感を放ったみんなの党を立ち上げた渡辺喜美氏。徹底した行革と脱官僚を掲げ、初挑戦の参院選で10議席を獲得。政権与党が過半数割れする中、連立入りは拒否する。政策課題アジェンダを掲げ是々非々のスタンスを強調。安倍政権に対しては特定秘密保護法の修正を要求するなど一定の政策実現にこぎつけた。しかし政策の実現には政権に取り込まれ埋没するというリスクも伴う。みんなの党も、政権に接近するか野党共闘を優先するか党内対立を招き解党の末路をたどった。みんなの党元代表・渡辺喜美さんは「党内の大半の人が選挙区では自民党、公明党と戦っていることを常に念頭においてやっていく、私の失敗の教訓から申し上げたい」とコメント。注目される玉木代表に野田代表は今日も秋波を送る。