少数与党の国会で今年度補正予算案がまもなく衆議院本会議で採決される。自民党、公明党の与党に加えて国民民主党、日本維新の会といった野党も賛成に回るため可決されて参議院に送られる見通し。与党は過半数の議席がなく補正予算の可決、成立には野党の協力が不可欠だったため、まず国民民主党の看板政策「103万円の壁」の引き上げなどを取り入れ協力を得た。さらに日本維新の会とも「教育無償化」に関する協議を始めることで合意し協力を得た。加えて立憲民主党が主張する当初予算の予備費から1000億円を能登半島地震の復旧復興に充てる修正を反映させるという配慮を見せた。石破政権は野党に譲歩し賛成を取り付け、補正予算案は成立する見通しとなった。