政治の世界も激動となった2024年。今年行われた3つの大きな占拠では異変が起きていた。自民党・岸田前首相が退任し、新政権・石破首相が誕生。衆院選で惨敗、与党が30年ぶりの過半数割れとなった。石破首相の外交マナーが物議を醸した。ことし7月・東京都知事選「選挙ポスター」問題。掲示板に候補者とは関係のないポスターが貼られた。選挙では小池都知事が圧勝。SNSを駆使したネット戦略で票を伸ばした石丸伸二氏が2位と躍進を遂げる結果となった。当初は小池都知事と蓮舫氏の一騎打ちになるとみられていた。兵庫県知事・斎藤元彦氏はパワハラ疑惑などで不信任決議を受けたが、出直し選挙はSNSを駆使し再選。ところが兵庫県PR会社代表が斎藤陣営のSNS戦略など広報全般を担当したと公表。PR会社への金銭の支払いが公職選挙法に違反する疑いなどで刑事告訴される事態に。この他にも国民民主党・玉木代表「103万円の壁」引き上げなど国民生活に直結する議論が本格化し変革の一年だった。