6月9日、EUヨーロッパ連合の議会選挙。加盟27カ国有権者4億人による投票が行われた。有権者は自国の政党に投票、各国の結果を集計し720議席を選ぶ。過半数を占めたのは親EU派。しかしドイツやフランスなどでは右派が勝利し、議会全体では2割以上を占める結果となった。背景にはEUの移民政策や環境政策への不満の高まりがあると見られる。特にフランスではマクロン大統領の与党連合が、極右の国民連合に2倍以上の差をつけられ大敗。この結果を受けてマクロン氏は、国内の議会下院に当たる国民議会を突如解散し、今月末から総選挙を実施すると発表。「信任を得るための行動」だと主張したが、フランスメディアは「危険な賭けだ」と報じている。元村有希子「民主主義が世界でだんだん傷んできているなという気がしている」とスタジオコメント。