東武鉄道が9年前に運行を復活させたSL大樹は下今市駅と鬼怒川温泉駅の間を毎日走っている。昭和40年代の客車を改装していて、ノスタルジックな雰囲気となっている。こうしたファンのロマンを支えるSLの仕事人たちがいた。やってきたのは真夜中の下今市駅。SLは火が消えて冷えてしまうと温度が上がるまで半日かかり、さらに温度変化で金属疲労が起こってしまうため火を消さないよう交代で守っているという。SLはペアで運行するが、機関士と機関助士は総勢21人が働いているそう。出発の1時間ほどまえに石炭をくべるが、火室と呼ばれる空間に均等に石炭を投げ入れることが少量の石炭で大火力を産む秘訣とのこと。下今市駅と鬼怒川温泉までは約35分。完全燃焼すれば煤はほぼ出ずに水蒸気が吐き出されるが、撮影スポットでは意図的に黒い煙を出すサービスを行っているそう。また安全を支えるメンテナンスにも昭和から受け継がれる技があった。
住所: 東京都千代田区
