世界的旅行メディア「ナショナルジオグラフィック」が発表した今年行くべき世界の旅行先25選。オリンピック直前のイタリア・ミラノでは競技会場周辺に広がる世界屈指の山岳風景を紹介。ほかにも名立たる世界の都市が選ばれる中、人混みを離れて、古くからの伝統と別世界のアウトドアが体験できるとして国内で唯一選出されたのが山形だった。風情あふれるノスタルジックな銀山温泉。蔵王では、自然の彫刻、樹氷など山形の絶景が大注目。そして、戸沢村の真ん中を流れる日本三大急流の1つ、最上川。かつてドラマ「おしん」の舞台としてもその名を知らしめた。そんな、ここでしかできない最上川の絶景体験が「最上峡芭蕉ライン」だ。こたつ舟に乗り最上川を行く舟下りで船上からの景色を堪能できる。12kmの航路をおよそ1時間かけて進む舟下り。船頭は地元戸沢村出身の山科ノロさん。6年前、ふるさとに戻り船頭の道を歩んでいる。山肌にかかる雪が描き出す白と黒のコントラストは水墨画の世界。その後、日本の滝100選にも入る高さ124m、白糸の滝を過ぎると終点地。「川の駅 最上峡くさなぎ」が見えてくる。最上川の絶景を感じながら熱々の郷土料理が待っている。山形名物、芋煮をどうぞ!ホックホク。おだしのうま味も口の中でふわーっと広がっていくので本当においしい。江戸時代には、舟で人や物を運ぶ舟運で栄えてきた山形県の文化を未来へつなぎたい。およそ60年前、村の活性化として舟下りが始まった。舟運を支えてきた船頭の思いを乗せた唄が雄大な流れに響き渡っている。
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