モリコベンはなぜミクロネシア連邦に渡ったのか。その謎を探るため、追跡班はモリコベンが生まれ育った高知市へ向かった。三里史談会の池上修巳さんによると、モリコベン(森小弁)は、1869年、旧土佐藩士・森家の次男として生まれ、若い頃から自由民権運動に熱心に参加。しかし、当時の政治にはお金がつきもの。この時、森小弁は日本の政治に失望したという。自由民権運動で後藤象二郎の家に出入りしていた時、森小弁は日本初の南洋調査から持ち帰られたヤシの実を目にしていた。明治の日本ではまったく未知の世界だったミクロネシア連邦。森小弁は海の向こうで一旗揚げようと大きな冒険心を持って日本を飛び出した。後に、森小弁は日本人と島民たちの橋渡し役として活躍する。
住所: 東京都千代田区永田町1-10-1
URL: http://www.ndl.go.jp/
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