「早口ことばを言うようになったのは市川團十郎がのどの薬で救われたから」について、清泉女子大学の今野真二教授が解説。早口ことばのルーツを辿ると、古事記や日本書紀などにも似たようなことば遊びが登場する。一般庶民に広がったのは江戸時代になってから。歌舞伎役者 二代目・市川團十郎が演じた「外郎売」の口上がきっかけだったとされている。「外郎売」は5分を超える長い口上をすらすら言い切ることが見事だと話題になって人気を集めた演目。二代目・市川團十郎によって作られた演目だが、作られたきっかけは團十郎ののどの不調。ある時、團十郎が咳と痰で困っていたときに「ういろう」という漢方薬をのんで症状が改善。そこで團十郎はこの薬に感謝し、薬の効能を早口ことばで言う演目を作ったという。
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URL: http://www.ndl.go.jp/
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