きのうは夜空を見上げたという人が多かったのではないか。満月が地球の影に覆われて赤黒く輝く皆既月食が昨夜観測され、鹿児島県内でも多くの人が幻想的な天体ショーを楽しんだ。きのう午後7時ごろ、鹿児島市の市街地からは桜島の上の空に、左下の部分が少し欠けた月をはっきりと見ることができた。その後、月の欠けた部分がどんどん広がっていった。皆既月食は太陽と地球、そして月が一直線に並び、満月が地球の影に完全に覆われる現象。薩摩川内市のせんだい宇宙館では、この貴重な瞬間を望遠鏡で観察しようと、家族連れなど多くの人が集まった。訪れた人たちは天文台に設置された望遠鏡を覗き込んだり、カメラで撮影したりしながら、刻一刻と表情を変える月に見入っていた。国立天文台によると、部分的に欠けた状態を経て、きのう午後10時18分ごろに元の満月に戻ったという。皆既月食が次に日本で見られるのは、3年後の2029年1月1日で、年が明けるとすぐに月が欠け始めるという。
