きのうは大暑で、東京は今年一番の暑さとなった。「気候変動に適応するための衣服の色」という論文が発表された。書いたのは国立環境研究所・一ノ瀬俊明さん。気温30度の屋外で様々な色の服を5分程度日光にあて表面温度を計測した実験では、深緑色と黒色の温度のシャツが特に高くなっている。太陽からのエネルギーの吸収率は黒よりも深緑の方が高かったといい、猛暑の日には選ばない方がよさそうだ。涼しい色については白が一番だが、黄色もかなり低いことが分かった。赤もそこまで温度が上がらない。体に感じる温度は服の色だけでは決まらないため、総合的な対策が必要となる。