国立科学博物館の名誉研究員の山田さんは、2008年に北見市で見つかったクジラの骨格標本を観察し、15センチほどのこめかみにあたる部分に注目した。新種と判明したクジラは一般的なツチクジラと比べて凹んだ下の部分がわずかに盛り上がっていた。大きさの差はあるが形が違うのはなかなか起こらないため種の特徴を反映するという。山田さんは世界7か国をめぐって比較調査に取り組み、新種であることを証明。和名をクロツチクジラとした。
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