アメリカの次期厚生長官にはロバート・F・ケネディ元司法長官の息子であるロバート・ケネディ・ジュニア氏が起用される。ケネディ氏は小児用ワクチンが自閉症の原因となっていると主張するなどワクチン懐疑派の側面がある。今後はCDCやFDAなど連邦予算の4分の1近くを占める機関の統括を行う形となる。ケネディ氏はトランプ氏が役職を約束してくれたと話している。厚生省は生活と密接であり、公的医療保健制度の監督も行っていて、オバマケアとして知られる医療保険制度にも目を光らせることが予想される。ケネディ氏は医師ではなく公衆衛生分野での経験もなく、一方で陰謀論に基づく主張をおこなう側面も見られる。