オランダ軍の予備役の訓練は、公安やエネルギー施設など重要インフラを守ることを想定して行われた。この日の参加者は150人。予備役は主に国内の重要施設の警備などにあたる。正規の兵士と異なり、有事の際に原則前線に派遣されることはない。オランダ政府は、予備役の人員を2030年までに現在の2.2倍の2万人に増やす目標を掲げている。予備役を増員するためオランダ政府が力を入れているのが、参加しやすい環境の整備。訓練の時間は、年間300時間。国防省は訓練の手当てとして月に400ユーロほど(およそ7万円)支払っている。さらに国防省は去年から国内の企業に対し、訓練と仕事を両立できるよう勤務の配慮を働きかけたり、予備役への勧誘を依頼したりしている。これまで40社ほどが協力に応じている。こうした国の取り組みもあり、予備役の人員はこの3年間で1.4倍増加し去年9000人を超えた。オランダ政府は、予備役を通して国の安全を守る意識を高めてもらい、将来的には正規の兵士の確保につなげたいと考えている。
